岡田准一 Growing Reed  ゲスト:小関翼 2016/11/20 人間は成長する葦である

岡田准一さんが,ベンチャーの風雲児をスタイラー株式会社代表取締役 小関翼氏に鋭い質問を投げかけます

小関翼さんはスマートフォンアプリを使った、とある画期的な買い物のシステムを開発しファッション業界から注目を集めています

ネットショッピングが私達の生活の中で当たり前になりつつある今,小関さんの唱える「さらなるお買い物の可能性」とは、どんなものなんでしょうか?

 

そしてかなりユニークな経歴をお持ちの小関さんのようです

岡田:小関さん、はじめまして!

小関:どうも!はじめまして…

 

岡田:34才、1982年生まれの…

小関:そうですね。昭和57年7月生まれです

岡田:年下が来てくれるなんてうれしいですよ〜

 

岡田;なんかメチャクチャな経歴をおもちの方のようですね

小関:実は今までいろんな業界を渡り歩いてたんですね


なぜメガバンクを辞めてファッションベンチャーを起業したのか?

岡田:何者なんですか!?

小関:自分の中ではやりたいことは一貫していたんですよ

 

岡田:もともとは東大の大学院とか…

小関:ここのときは法律とインターネットテクノロジーを研究していて
もともとはインターネットビジネスに興味があったんですよ…

このときに、呉智英(くれともひさ)さんとか浅羽通明(あさばみちあき)さんとか,評論家の方と仲良くさせていただいてて、自分も知識人として生きていこうかなと考えていて,あまり就職する気もなかったんです

 

岡田:もともとは評論したり論文書いたり、言葉を発する人になろうと思ってたんですね

小関:ですが家族と話し合いの結果、見事に就職することになったんですが
春の就職活動の時期に乗り遅れまして,たまたまめずらしく秋の採用をしていた日本のメガバンクに入社することになったんですね

リーマンショックなども経験し、やりがいのある仕事だったんですが,独立のノウハウが貯まるような組織ではなかったので,一旦ネット系の企業に転職しようかなと考えたんです

 

岡田:メガバンク入れたら、オレ辞めない自信ありますけどね(笑)

小関:そこでアマゾンという会社に入ったんです

岡田:その間に国内バンクからイギリスのメガバンクにも就職してるんですよね

小関:そのときはイギリスのメガバンクにお声をかけていただいたので,いろんな場で自分自身の労働価値とスキルを試したくて行ったんですけどね

岡田:カンタンに言うと、めっちゃ仕事できる人なんですね

小関:いえいえ、色んなことに興味があるだけでして

アマゾンではサービスというものを考える上で学ばせていただきました

というのもアマゾンという会社はコマース(商業)というか

カタログ型のEC(インターネットなどの手段を介して行う商取引)を学ぶ上でベストでして

入る前からアマゾンでほとんど買い物をしてたんですね

実は入ると社員割引もありまして…

 

岡田:社員割引もあるんですね(驚)

小関:そういうEC・ネット依存度の高い人には非常に良いサービスなんですが,一方で実は弱点もありまして

ファッションを中心としたライフスタイル分野はやっぱり苦手なんですよね…

 

岡田:着るものとかって、人の意見を聞いたり、見たり、フィーリングだったりしますもんね

小関:そうなんです!

実はユーザーの方は着て、似合うか似合わないかで決めたい人がほとんどで
「このスニーカーが欲しい」て決めてくる人ってほとんど少ないんですね

抽象的なニーズをもって店頭に行って

店頭でアドバイスを受けたり、ディスプレイを見て購入するのが、多いパターンなんです

そういうニーズ軸を調べるのは、あまりインターネットは得意ではなくて

検索してもなかなか自分のニーズに合ったものが出てこないのが現状だったんです

そこで目をつけたのが,自分でファッションの問題解決できて、購入できるサイトを作ろうと思ったんですね

岡田:問題解決できるサイトを作ったんですね!

 

O2Oサービスとはどんなものなのか?

小関:僕が作ったスタイラーというサービスなんですけど

「ちょっと気の利いたバックパックが欲しいな」と思ったら,実際は検索しにくいんですよね

そこでバックパックのとこを選んでいただくと,各ショップから実際に提案をうけることができるんです

岡田:あ!そういことか!!

こういうものが欲しいと思ったら、提携しているショップから

「こういうものありますよ」ていうプレゼンを受けれるってことですね

 

小関:ショップからすると、特にメンズに関しては

平日の日中や天候が悪くなると、客足が減ったりするので助かるんですよね

それと、人があるニーズのものを探してると自分も欲しくなるってことありますよね

うちのサービスの場合は投稿するよりも、見て楽しむユーザーの方が多いんです

 

岡田:実際に店頭に行って聞くのは大変だけど

オシャレさんたちが集まってるところで、アドバイスが見れるのがいいですよね

小関:実際ショップにとってもユーザーのリアルなニーズがわかるのでメリットがあって

両方にとってもメディア的に使われてます

 

実は我々のリアルなニーズに基づいた情報は他のメディアにとっても価値が高いので

日本の大手のポータルサイトとか、ファッションニュースサイトとかキュレーションアプリに

記事をどんどん提供してるんですよね

 

たとえば先程のバックパックなどは

『人とかぶらないバックパック』などと紹介されています

 

スタイラーのことを知らないユーザーも

バックパックの情報を実は受動的に摂取してるんですよね

そして興味を持ったらクリックを押すとスタイラーにとんでくる、そのうちそのまま購入することもできることにしようと…

 

岡田:それが O2O(オーツーオー)ってやつですか?

小関:O2O っていうのは「オンライン・ツー・オフライン」という意味で
オンラインで情報を得てオフラインで物を買うというサービスの総称ですね

 

思いついたのは、やはりアマゾンですね

アマゾンで一番勉強になったのは、アマゾンて徹底的にユーザー中心の会社なんですね

で、人間てどういう存在かということを考えていて

 

今の人間も100年後の人間も1万年後の人間も,いかに安く、多くの選択肢から便利に物を買いたいかっていうのを追求してるのがアマゾンなんですね

 

ただしライフスタイル系のものはちがうなと自分は思っていて

90%の人がオフラインで物を買っているのが現状なので、そこを解決したい
アマゾンでできることをやっていてもやる意味が無いと思ってこのスタイラーという会社を作っています

ファッションの次は何を狙いますか?

岡田:ユーザーの反応はどうですか?

小関:外部のメディアを含めると月間で100万〜200万の方が記事を見たりして,クリックして訪れて頂いています

反応は、面白くて結構お店に行ってるんですね

 

岡田:これでチェックして、情報を手に入れて自分の好きなお店に行ってるんですね

ところで、なんでファッションを選んだんですか?

小関:自分がもともとファッションが好きだったからということと

他のライフスタイルのサービスの商材と比べると、ファッションて取引の期間が短いんですよ

 

不動産とか転職ってせいぜいニーズが数年に1回なんですよね

なのでそこでファッションから入っていって徐々に人々の生活に入っていこうかと思っています

 

岡田:今、ぶっちゃけ儲かりますか?

小関:今はそんなに多くはもらってないですね

今1年と半年ですが、一歩一歩進んでいる感じですね

 

岡田:事業をすすめる上で大事にしていることはなんですか?

小関:ユーザーを中心に考えたいなと思っています

人というのはコミュニケーションを取りたい存在だと思うんです

何か物を買うときは、物を買いたいからコミュニケーションを取るんですが

コミュニケーションを取ることで、そこに価値が生まれる

 

これは未来永劫変わらないと思うんです

人がコミュニケーションしたくなるサービスをしたいと思っているんです

 

岡田:将来的にはどうしたいんですか?

小関:アジアに進出したいんです

アジアのユーザーはコミュニケーションしないと買いたくないくらい,コミュニケーションが好きなんですね

日本のライフスタイル情報はアジアでは価値が高いんですよね

それをアジアでどんどん展開したいなと考えています


岡田感想:まさに現代の起業家ですね

自分より年下ですけど頭の回転が早くてすごいなと思いました

若い人がどんどん世界に羽ばたいて行って欲しいな、チャレンジして欲しいな
こういうこと言うのって、年とったのかな〜(笑)

どんどん応援させていただきたいです!